会社に行きたくない！今すぐ辞めたい！怖い上司と話したくない！
こういう悩みを持っている人は大変多いですよね。時には、会社に一切連絡しないで退社・退職したいと思う人も多いのではないでしょうか。会社に一切連絡しないで退社・退職することを無断退社（＝無断退職）といいます。
会社を辞めたいと言うと怖い上司や社長から何を言われるかわからない恐怖心から、会社に一切連絡しないで無断退職する人がいます。いわゆる「バックれる」という行為です。しかし、この無断退職という行為は会社から損害賠償を請求されるリスクのある危険な行為なのです。
無断退社・無断退職はなぜ危険なのか？
会社に一切連絡しないで無断退職することはなぜ危険なのでしょうか。その理由は「契約義務を果たしていない」からです。会社で働くということは、働く人（労働者）と雇う会社（使用者）の「労働契約（雇用契約）」で成り立ちます。この契約上、労働者は「働く義務」があり、使用者は「対価（給料）を支払う義務」があります。無断退職は会社に対する「働く義務」を無断で一方的に放棄する行為であり、会社に対して損害賠償責任が発生し得る行為なのです。
会社側から見たら、労働者から一切連絡のない「無断状態」なので、そもそも退職したのかどうかすら判りません。病気・怪我など何かしらの理由で「出社できない」と判断するかもしれません。そうなると、労働者は「退職したつもり」なのに会社は「退職していない（＝出社していないだけ）」という状況認識のずれも生じます。その場合、離職票の発行など退職後に必要な書類の受け取りができない事態も発生します。また、場合によっては懲戒解雇などの社会的に不利となる事態発生も想定されます。
もちろん、無断退職したいと思わせるようなこと（例えばパワハラなど）を会社側が行えば、一概に損害賠償責任が生じるとは言えません。しかし、上記のように退職意思が会社に伝わらなければいらぬ不利益を被る可能性があります。
退職意思はしっかり伝えることが大切
会社を辞めたいなら一切連絡しないで無断退職するようなことはせず、しっかり退職意思は伝えるべきです。退職意思を伝えることにより、無断退社という事態は避けられます。そもそも、退職することは労働者の自由なので、退職意思を伝えれば退職自体は可能です。会社を辞めたい人は勇気を出してきっちり退職意思を伝えましょう。
それでも、上司や社長が怖く退職したいなんて言うと何を言われるかわからないという恐怖心から、退職意思を伝えられない人もいるでしょう。そういうときは、代わりに会社に対して退職意思を伝えてくれる「退職代行サービス」を利用されることをおすすめします。RETIREは労働法の専門家による安心できる退職代行サービスを低価格にて提供しています。興味がある人はお気軽にお問い合わせください。
